MeySen Donation 寄付者インタビュー

寄付の趣旨 寄付の種類 税制上の優遇措置 申込方法
寄付者インタビュー

無私の思いが今も人と人を結びつけている。

株式会社FLAT 代表取締役 平岩 直人さん

 大切な宝物にはピカピカの宝箱を用意してあげたい。ただそれだけの思いです。そして、私にはたまたま寄付できるだけのゆとりがあった、それだけのことです。難しいことを言うつもりはありません。地元時代(岐阜)に、監督を務めるスポ少サッカーチームにユニフォームを作ってあげたときもそうでした。どの親も、我が子の試合を観戦するたびにくたびれたユニフォームが気になっていたものの、しかし一律に費用を捻出するには経済事情の違いがネックになりそうだったので、ならばと、たまたまゆとりがあったうちの会社でその費用を負担させてもらいました。社会や人間関係がどんなに複雑になっても、子供たちのことに関しては、そんなシンプルな思いがいまだに人と人を結びつけているのかもしれません。たくさんの寄付が集まってできたピカピカのフレンズ・スクエアを見て、私はそう感じました。
 私が子供を明泉に通わせようと思ったいちばんの理由は、園児の多さです。この規模の幼児教育は大都会でも田舎でも(それぞれ異なる理由から)不可能ですし、しかも明泉は卒園後もその繋がりがずっと続きます。かつて、どん底時代に周囲の縁に助けられた経験がある私は、子供にはとにかくたくさんの出会いを経験してもらいたいと願っています。子供にとってフレンズ・スクエアが素晴らしい出会いの場になり、そして、いつでも帰ってこられる故郷のような場所になったらいいなと思います。
 ところで、どんな建物もいつかは古くなります。フレンズ・スクエアも、ふたたび狭くなるときがやってくるかもしれません。子供たちへの思いをいつでも結集させられるように、この寄付活動はずっと継続していくべきだと思います。

明泉では今日もすくすくと心が育っている。

合同会社メディカルロゼ 代表 川住 幸子さん

  産業医活動を始めて約15年になりますが、2015年の法改正で50人規模以上の事業所にストレスチェックが義務付けられたこともあり、この頃はメンタルヘルスの問題を抱える方の面談や、うつ病等で休職中の方の復帰支援に関わる機会が増えてきています。そもそもストレスに対する反応や耐性は人それぞれですし、潜在的なメンタル不調を早い段階で見つけられるようになったのは素晴らしいことです。しかし、それにしてもと私は思うのです。ストレスに対するこの個人差はどこから来るのだろうかと。
 私が子供を明泉に通わせようと考えた理由はいくつかありますが、そのなかでも、あえて子供たちに冒険を与える明泉のチャレンジングな姿勢と環境は、いまやどこの教育現場も放棄して久しい貴重なもののように思えました。もしかしたら幼児期は、ストレスを乗りこなしていく「心の運動神経」のようなものを養う大切な期間なのかもしれません。ダイナミックな地形や遊具に親しむ明泉の子供たちを見て、私はそう思いました。また、「親の言うことをきく子供は幸せになります」という園長先生の言葉には、心のしなやかさとしつけの密接な関係を垣間見た気がしました。幼児期に従順さを身につけることは、将来、社会における軽やかな身のこなしに繋がっていくのかもしれません。
 どんな未来を期待するにせよ、すべては心身の健康あってこその未来です。特に心の健康は、将来の子供たちにとって、何をもってしても替えられない幸福の礎となることでしょう。宮城明泉学園の寄付活動に賛同し、協力することは、時空を超えて未来に贈り物を届けることに等しいと思います。

「場」は人をつなぎ、「共感」は夢に力を与える。

株式会社ホットハウス 代表取締役社長 日下 敦さん

  当社では以前から地元のスポーツチームや動物園、水族館等をスポンサードしてまいりましたが、これらには、「場」があることで生まれる何かへの強い期待感と使命感が共通して込められてきたように思います。かくいう私も、住まいづくりと街づくりを通じて地域に新たな「場」を作ることを仕事としてきました。とても夢のある仕事です。それと同時に大変な勇気がいる仕事でもあります。半世紀前、明泉というまったく新しい「場」を作ろうと決意した創設者の勇気は、それはそれは大変なものだったろうと思います。そしていま、明泉は「フレンズ・スクエア」という地域に開かれた交流の場を作り上げました。その夢と勇気に共感し、創設者のひとりになれたことを、私はとても嬉しく感じています。
 「共感」が生み出す力は、私たちが考える以上に大きく、そして尊いものです。実をいうと私は最近、地元のあるスポーツ選手を支援するクラウドファンディングを立ち上げ、広く応援を呼び掛けてみたのですが、あっという間に目標金額を上回る支援金が寄せられました。その若きテコンドー選手は、やがて日本の星となって世界で活躍することでしょう。彼女の夢はパリオリンピック(2024年)での金メダル。支援金は世界ランキングを獲得するための遠征費用等に使われます。共感の輪が、資金面だけにとどまらない大きな力を彼女にもたらしたことはいうまでもありません。そしてきっと出資した私たちもまた、彼女から希望という力をもらっているのでしょう。
 若い世代、特に子供たちの未来に勝る希望は、どこを探してもないと思います。宮城明泉学園の寄付活動の輪が、子供たちの未来に力を与え、地域に希望をもたらすことを願ってやみません。

様々な方法でご寄付いただけます