明泉で育まれた心はいつか地域を受け継いでいく。
これからの地域社会を受け継いでいく若い人たちには、変化を恐れず大胆に挑戦してもらいたいですし、同時に、親や先人たちから授かった教えを大切にしていってもらいたいと思います。かくいう私も、父が興した会社を10年ほど前に受け継ぎ、組織体系は時代に適した形に再編したものの、「誠実と謙虚」を社訓とする創始の精神は少しも変えずにやってきました。受け継ぐというのは、そういうことだと思うのです。別な言い方をすれば、これから留学する高校生たちには、クリエイティブに、そしてハングリーに生きながらも、人として善く生きることを忘れないでいてほしいと思います。幼児期から明泉で人格を養ってきた彼らですから、きっと慈しみの心で地域社会と向き合い、自分たちの手で未来を創造していくことでしょう。
当社は、土地の未来を地域のお客様と一緒に考えていくのが仕事ですので、豊かな地域を次の世代に受け渡すことは重要な使命のひとつといえます。このとき、土地活用と同じくらい地域の未来に関わってくるのが「人材」です。地域一体型留学支援プログラム「A Way We Learn」に参加することは、教育の枠を超えて地域の未来を応援することになるでしょう。加えて言えば、留学した彼らは「世界の価値観」を携えて帰ってきます。地域も、企業も、世界の目線で考えて行動しなければならない時代ですから、彼らがもたらすグローバリゼーションにもぜひ期待したいと思います。